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2026年最新|日本の化粧品ブランドが海外展開を考えるとき ― イスラム圏・インドネシア市場という選択肢

  • Narumi Nozawa
  • 2月26日
  • 読了時間: 4分

日本の化粧品市場の現状(2026年最新)


矢野経済研究所の最新調査(2025年12月発表)によると、2024年度の国内化粧品市場規模は前年度比104.1%の2兆5,800億円となり、回復基調が続いています。さらに2025年度は前年度比102.7%の2兆6,500億円、2029年度には2兆7,500億円に達すると予測されています。


一方で、日本は人口減少局面にあり、国内需要だけで大きな成長を続けることは容易ではありません。インバウンド需要や越境ECの拡大が追い風になっている今こそ、「海外展開」という選択肢を本格的に検討するタイミングといえます。



世界の化粧品市場は拡大を続けている(2026年最新データ)


世界全体の化粧品市場規模は、複数の調査機関が右肩上がりの成長を予測しています。



別の調査(Research and Markets、2026年2月発表)では、2025年の約3,461億米ドルから2033年には5,267億米ドルへ、年平均約5.4%で成長するとの見方もあります。調査機関によって試算に幅はありますが、いずれも右肩上がりの成長傾向で一致しています。


特に成長が顕著なのは、若年人口が多い地域・中間層が拡大している国・都市化が進む市場です。海外展開を考える際には「人口構造」と「経済成長率」の両面を見ることが重要になります。


イスラム圏市場という視点


世界のムスリム人口は約20億人とされ、世界人口の約25%を占めます(Pew Research Center)。ムスリム人口は若年層の割合が高く、今後も増加が見込まれています。


ハラル対応や成分への透明性を重視する消費者層が拡大しており、化粧品市場においてもハラル化粧品の需要は年々高まっています。



インドネシアの立ち位置(2026年注目ポイント)


イスラム圏の中でも、インドネシアは特に重要な市場です。



化粧品市場に関しては、ユーロモニター・インターナショナルのデータによると、2023年の市場規模(小売総額)は約9,278億円(前年比5%増)で、2028年には約1兆4,000億円規模まで拡大するという予測があります(ジェトロ。※151兆ルピア、2026年2月時点のレートで換算)。


🔑 2026年、インドネシアの重要な転換点



2026年10月以降、化粧品へのハラール認証表示が義務化される予定です。現在市場に出回っている商品には既にハラール認証を取得・表示しているものが多くなっています。


つまり、2026年はハラール認証対応を済ませて市場参入するための"ラストチャンス"の年ともいえます。認証取得済みのブランドが先行優位を築けるタイミングです。


インドネシア展開を阻む「現地ライセンス」という壁


インドネシアで化粧品を正規に販売するには、BPOM(インドネシア食品医薬品監督庁)への製品登録に加え、現地の販売代理店ライセンスが必要です。これは多くの日本ブランドが参入時に直面する最初の障壁です。



海外展開の中でのイスラム圏の位置づけ


海外展開を検討する際、多くの企業はまず中国やアメリカを想起します。しかし、人口構造・若年層比率・ハラル志向の拡大・Made in Japanへの信頼という観点から見ると、インドネシアをはじめとするイスラム圏市場は中長期戦略の一つとして十分に検討に値する市場です。


参入に必要な主な条件


✦ ハラール認証への対応

✦ GMP水準の製造管理

✦ 各国規制(BPOMなど)への理解

✦ 長期視点でのブランド構築


これらを踏まえたうえでの戦略設計が不可欠です。だからこそ、現地に根を張ったパートナー選びが成否を分けます。


まとめ:2026年、今動く理由がある


日本の化粧品市場は安定した規模を維持しながら、海外への成長余地を模索する段階に入っています。一方で世界市場、特にインドネシアを含むイスラム圏は、人口ボーナスとハラル需要の拡大を背景に中長期的な成長が期待されます。


特に2026年はインドネシアのハラール認証義務化という制度変更が控えており、今から動き出すことが参入優位につながります。短期的なブームではなく、長期的な視点で市場を見極めることが重要です。


Mirai Group Japanは、インドネシア販売代理店ライセンスを取得済みのイスラム圏専門パートナーとして、日本の中小化粧品ブランドのイスラム圏展開をトータルでサポートします。まずはお気軽にご相談ください。



■ 出典

1. 矢野経済研究所「化粧品市場に関する調査(2025年12月)」

3. Research and Markets "Global Cosmetics Market Report 2025–2033"(2026年2月発表)

4. ジェトロ「インドネシアの化粧品市場の動向」(2025年)

5. インドネシア工業省 / Indonesia Bureau of Statistics

6. Pew Research Center "The Future of World Religions"


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