私たちの会社は先日、インドネシアで開催された「Food & Hospitality Indonesia(FHI)」イベントに参加しました。
このイベントはB2Bイベントであり、多くのビジネスパーソンが自身のビジネスニーズを見つけるために交流する場です。
今回は、このイベントを通じて得たインドネシアのハラル事情に関する最新情報をお届けします。
イベントの概要
「Food & Hospitality Indonesia(FHI)」は、インドネシアの食品・ホスピタリティ業界の最新トレンドを紹介する重要なB2Bイベントです。
参加企業のほとんどは食品製品を販売していますが、技術製品やその他の関連商品も展示されており、幅広いビジネスチャンスが提供されました。
LPPOM MUIの参加
インドネシアのハラル認証機関であるLPPOM MUIがブースを出展し、ビジネスコンサルティングやセミナーを開催していました。
LPPOM MUIの専門家から直接ハラル認証に関する最新情報を聞くことができ、非常に有益な時間となりました。
インドネシアのハラル認証の現状
2024年10月から、インドネシアではすべての食品製品にハラル認証が義務化されます。
取得が必要な企業のうち、多数がまだ取得していないと推定されています。
多くの企業が認証取得に向けて努力している状況ですが、まだ課題が残っています。
ハラル化粧品の市場動向
化粧品市場においても、2026年までにハラル認証が義務化される予定です。
現在、インドネシア食品医薬品庁(BPOM)に登録されている化粧品のうち約20%がハラル認証を取得しています。
ハラル認証の取得は費用がかかるため、多くの企業がその負担を感じています。
それでも、今後さらに多くの化粧品が認証を取得することが期待されます。
ノンハラル製品の市場
ハラル認証には費用がかかるため、すべての企業がハラル認証を取得するわけではありません。
特に化粧品市場では、約80%の製品がハラル認証を受けていない状況です。
インドネシアのムスリムの方に行ったアンケートでは、化粧品に関してハラルを意識する人は少数です。
ノンハラル製品も一定の需要があり、特に特定の成分や製造方法がハラル基準に適合しない製品については、非ムスリム消費者や特定のニッチ市場での販売が考えられます。
日本製品とインドネシア市場
私たちMirai Group Japanは、日本製品を取り扱う商社・代理店として、インドネシア市場への輸出に注力しています。インドネシアのハラル認証取得は、日本企業にとっても非常に重要な課題です。
しかし、ノンハラル製品の市場も存在するため、製品特性に応じた戦略が求められます。
私たちは、現地法人と協力し、日本製品がスムーズにインドネシア市場に参入できるようサポートしています。
インドネシアのハラル市場は今後も拡大が見込まれており、ハラル認証の取得はビジネスにおいて重要な要素となります。
今後もハラル認証機関とコンタクトを取り最新情報を把握し、私たちMirai Group Japanは引き続き日本企業のインドネシア進出を支援していきます。
インドネシアへの進出や販路開拓、ハラル認証・ハラル市場についてご不明点があればお気軽にお問合せ下さい。
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